IP(コラボ)市場について解説します
IP(コラボ)市場について
IPコラボ事例とコラボ効果
IP(コラボ)市場について
IPとは、人間の知的活動によって生み出された発明やデザイン、著作物などの知的財産を指します。IPには「知的財産権」が与えられているため、IPを使用する際は、作者にライセンス料を支払う必要があります。
以上の様に、作者がIPをライセンスとして販売し、使用料を頂くことで成り立つビジネスをIPビジネスと呼びます。
IP市場の中でも、近年注目されているのがキャラクタービジネスです。
市場規模は増加傾向にあり、大ヒットアニメである「鬼滅の刃」を中心に、アニメ化されたキャラクターとのコラボ商品が人気を集めています。また「AppApe(アップエイプ)」によると、2020年に「鬼滅の刃」とコラボした複数のゲームアプリは、コラボ期間の日間平均利用者数(日間平均DAU)が1.3倍以上増加しました。
そのため、人気IPとのコラボはソーシャルゲーム業界にとって欠かせないプロモーション活動の一つとなっています。
IPコラボ事例とコラボ効果
上述したソーシャルゲーム業界に限らず、製品の価値向上や利用促進、新規顧客獲得のため、IPコラボは幅広い企業に取り入れられています。
例えば、近年では少子化の影響を受け、「ディズニー」や「ハローキティ」を活用した文房具、衣料品等の大人向け商品が数多く開発されています。また、日興アセットマネジメント株式会社は、新しい投資の考え方である「スローファンド」を紹介する特設サイトにて、映画「ハーブ&ドロシー」とのコラボレーションを行いました。「ゆっくりと、育てる」ことの大切さを伝える映画「ハーブ&ドロシー」とタイアップすることで、少額積立信託という商品の価値向上および認知拡大に繋げています。
以上のコラボ事例からわかる様に、IPコラボでは話題性のあるプロモーションの実現や新規顧客の獲得だけでなく、商品の本質的な価値を効果的に伝えることができます。